松本零士
私達の世代はリアルでも漫画でも宇宙に飛び出した世代でした。
ソビエトのスプートニクに始まり、アポロ号の月面着陸、土星、木星探査機ボイジャーなどなど・・・
漫画やアニメで言うとガンダムや宇宙戦艦ヤマトなど、SFと言う言葉が流行った時代でした。
そんな中で、私の興味を強烈に駆り立てたものがありました。
松本零士さんの銀河鉄道999です。
当時は汽車が世の中から消えた時でもありました、そんな中、999は最新の科学技術の粋を集めて映像として私達の元に現れました。
テレビシリーズで放映された銀河鉄道999は人気を博し、劇場番も2作作られました。
私は幼稚園くらいでしたが、食い入るようにアニメを見ていた気がします。
夢があったんですね、汽車は空を飛びません。ですが銀河鉄道999はいくつもの常識を覆し、宇宙へ飛び立ちました。
そんな作品を作った松本零士さんのまわりが最近騒がしいです。
歌詞を引用されたとか、使用許可していないとか・・・
最近は版権ビジネスというものがかなりクローズアップされています。
日本はアニメ大国ですが今ひとつこの版権ビジネスは確立されていません。ですので松本零士さんのように版権を主張する行動は必要なのはわかります、が、
夢が消えていくなあ
と、いうのが私の感想です。
当時のようなSFのブームはもう来ないでしょう、現代の科学で出来る限界がもう見えてしまっています。
夢は夢のままであって欲しいと思う部分もあるわけですよ(^^;)
私達はおそらく宇宙に行く事無く、人生を終えるでしょう、でも次の世代の方々が技術を受け継ぎ、悲願を成就させるかもしれません。これは松本零士さんがキャラクターを介して言っている部分でもあります。(有名なハーロックが話すシーンです、わかる人にはわかるかも)
松本零士さん、出来れば穏やかに解決していってください。
そして夢のかけらを残しておきましょう。
「それが、永遠の命だと俺は信じる。」
キャプテン・ハーロック
ブログで書くのはいいですよね。