コンコード回顧録7

ギルド解散後、しばらくしてからトゥリアさんは「飴色紅茶館」と言うギルドを立ち上げました。ギルドメンバーの殆どは新ギルドに移りましたが、私は残りませんでした。
この頃から私の迷走が始まります。新しいギルドに入るも定着できず、と言った状態が続きました。本気で引退を考え出した頃、久し振りに元ギルドメンバーだった、べるっちさんにお会いしました。
悩み事を話していると、うちのギルドに来てみる?と言う事になりました。
どんなギルドだろうかと話をお伺いしていると、大きなギルドらしく、毎週GVに参加しているそうで、強制ではないらしいのです。私は彼に連れられてそのギルドの溜まり場へ向かいました。
よく見るプティットのエンブレムに「Proof to Exist」の文字。
PtEじゃん。
LB、ワンズ、夢幻、と当時のGvの最強クラスの一角を担うギルドでした。
このような大手に私の居場所は無いのでは、と思いながらも一応当時PtEのマスターだったレズカーノさんの承諾を得、入団しました。
一番驚いたのは単体としてのギルドメンバーの多さでした。(Gvギルドとしては当たり前なんでしょうが)通常20人くらいで、Gvになると更に増えます。また、同盟関係にあったチゲチゲ団と合わせると50〜60人規模でGvに望んでいました。
圧倒されながらも私は徐々にGvに慣れて行きます。砦を守る為、迎え撃つ事が多く、WIZの需要があったのも追い風でした。
この頃にフェン持ち換えもマスターしましたし、SGの撃ち方など学ぶべき事が豊富にありました。ソロプレイメインでしたので、新鮮でしたね。
殆ど砦にこもるGvの弊害を感じていたPtEマスター、レズカーノさんは、とある作戦を立てます。当時中堅の強さを誇っていたギルド「エンジェルラヴィ」に攻撃を仕掛けました。
堅固に守り続けるエンジェルラヴィに5週間に渡り、攻城失敗。
自らの力不足を完璧に露呈したPtEはそれ以降、中堅ギルドになります。一旦体制を立て直そうとしたレズカーノさんでしたが、自らの隠居宣言でPtEは解体、チゲチゲ団に吸収される形でその歴史に幕を下ろしました。