Unihertz Titan

 Unihertz と言えば小さいスマートフォンを作る事で有名な、上海にある新興のスマートフォンメーカーですが、今回キーボード付きの大型スマホを発表、Kickstarterで出資を募りだしました。

 

www.kickstarter.com

 BlackBerry Passport と比較した画像を掲載していますが、絶滅しそうなキーボード付きのスマホになんとIP68防水、防塵、耐衝撃を備え、シャープが出しているタッチクルーザー的な機能もついています。ただ、多彩なカスタムショートカットには対応していなさそうです。

 今のところUnihertzからの情報しかありませんので、断片的な情報しかありませんが、SoCもおそらくMTKでしょう。ユーザーからの情報ではP60であろうとされています。まあ、UnihertzがSDを積むとは考え辛いです。もしSDであれば、販売価格が安すぎます。

 ただ、MTKにしてもP60でなく、できればP70であれば良かったかと思ってるんですがね・・・MTKは最新チップのP90を出しています。ですが、これは熟成していないと私は踏んでいます。よって、現行チップとしては私はP70を推します。

 BlackviewやUlefoneでP60の使い勝手は私自身が感じています。問題ありません。

まあ、激しい3Dゲームは厳しいですが、それでもラグナロクマスターズは全く問題なかったです。それを考えるとP60は非常に安定したチップなので、Unihertzの判断は正しいのかもしれません。それでもSD660には微妙に及びません。ですので、P70も同じく安定したチップですので、現段階における最高のSoCとなっただろうに、そこが残念ですね。

 しかし、形的に激しくゲームをするスマホではありませんので、これでも十分なスペックなのかもしれません。バッテリーも6000mahと大きさ的には申し分ない容量です。

 重さは300オーバー(笑)重いですね〜さっと出してさっと使う、という趣旨には向いていないかも、1台であれやこれやとしたい人用ですね。

 早速私も出資いたしました。到着は12月ということですので、楽しみに待ちたいと思います。

 

 しかし・・・こういう意欲のあるスマートフォン、日本ではまずもう生み出されるのは無理でしょうね。チャレンジ精神を失った今の日本資本経済では生み出される土壌が無くなりました。

 黎明期のように様々なスマートフォンが出てきて、切磋琢磨する、というのも久しいです。

 若くパワーのある企業は日本で作らず中国や東南アジアに流れており、そこから世界へ発信してきています。ネットが普及し、資金調達も昔よりやりやすくなっているにも関わらず、日本では若い会社が育ちません。

 まあ、私も偉そうなことは言えないのですが、ただただ残念だなと思わざるを得ません。とはいえ、Unihertzのような会社からスマホは調達すればいいので、そこはもう日本にとどまらずで良いと私は思っていますが・・・(笑)