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るろうに剣心

そうとうブログも書いてないですね・・・
まあ、誰が見に来るというわけでもないので、気が向いたときに書くつもりではいます。

さてさて、るろうに剣心(実写版)みてきました。

佐藤健さんが、緋村抜刀斎を演じています、まあまあな演技だと思われました。

るろうに剣心に関しては、連載当初からずっとジャンプを見ていました、私がジャンプを週刊で読んでいた最後の作品となります。これ以降はジャンプ作品はワンピースを流し読みしたくらいで、ほとんど読むことはなくなりました。

幕末の話は昔から好きな話です、ですが、これはアプローチが少し異色でした、ですので余計に目に留まったのかもしれませんね。

私はいつも感想を書くときはネタばれを書きますので、読みたくない人は読み飛ばしてください。

やはり漫画と実写とでは迫力が違います、ですが、緋村抜刀斎の超人じみた飛天御剣流はほとんど皆無といっていいほど映像内では使われていません、また、斎藤一牙突も劇中は一回だけ、しかもシャンデリアを落とすだけです。実写でのこの扱いは私は逆に良しと捉えます。必殺技はそうそう簡単に出すものではありません。

話は武田観柳の話がメインです、悪役ぜんの香川さんはいい味出してましたよ。これも私的にはマルでした。
原作ではガス灯を逆刃刀で吹き飛ばして観柳をビビらせていますがこういった非現実的な描写はほぼ全てカットされています、飛天御剣流は非現実的な技が多いので、どうやって表現するのだろうかと思っていたらこういった描写だったので、分かりやすかったですね。

鵜堂刃衛や戌亥番神が観柳の手下だったり、外印がナイフ使いだったりと原作と比べると曲がった設定があり、これに関しては私はまあ、良いのですが、本編では名前も名乗られず、鵜堂刃衛だけ観柳から「刃衛」と呼ばれているだけ、とこれはちと不親切かと思います。テロップでもなんでもいいので名前は入れるべきであったと思います。本編に食い込んでくるキャラなのですから雑兵と同じような感覚ではもったいなかったかなと思います。でないとただの殺人鬼の悪党にしか見えません。

斎藤一は微妙にいいヤツになっています。原作はもっと冷徹なイメージなんですよね。これは江口洋介さんがそのようなキャラだから、な感じがします。もっと剣心に食い込んで良かったんじゃないかなと思うところです。

るろうに剣心」という名前が無ければ「新しい時代劇」のようにも取れる作品なんだろうなと感じました。そういった感じに見れるのは新旧世代を取り込むということにおいては良いのかと思いますが、やはり原作を深く知る人達にとってはこれは詰め込めないだろうな、と思うのです。実際私もこれは映画というより隔週的に時代劇にして進めていくべき物語なのかなとも感じました。

余談ですが、劇中には当然出てきませんが、志々雄真実との闘いの前にジャンプお決まりの一人ずつと戦い勝ち抜いていく、十本刀との闘いがあります。これが私は実は大嫌いなんですよ(笑)
キン肉マンはもとからプロレスラーの話なので除外としても、ドラゴンボール、セイントセイヤ、幽遊白書などなど・・・サンデーなどではメルヘブンとか。
トーナメント方式で勝って〜にしなくてもよいストーリーのある漫画を強引にこういった方式にもっていく描写に私は嫌気がさしています。馬鹿の一つ覚えも甚だしい。剣心にも同じことが言えるのです。

作者の和月さんはこういう展開にしたかったのかな、編集部の意向でされたんじゃないのか、とか思うわけですよ。

漫画だから、といえば確かに終わりですが幕末の日本はこういった人たちが居たことも確かなんです。ある意味ノンフィクションなんですよ。そういった意味では原作に忠実に作らなくても私はOKなんです。感じ方はみなそれぞれあるわけですから。ですので、この剣心はこれで良しと私はしますが、もし続編を作るならそういった部分をリアリティにどれだけ迫れるか目線で作って頂ければなと思います。飛天御剣流に関してもここぞ!という使い方で私は構わないと思いますし。

原作と比較してどうこうと言ってる方もいらっしゃいますが、そのまま原作と全く同じな作りにして何か面白いのかなとか私は感じます。Matrixのように非現実的な物語よりも人間臭い時代劇を今の時代に即した作り方、表現の解釈で作られた作品の方が私は時代に合う作品だと感じます。Matrixが悪いと言っているのではありません。それぞれの見方、の話です。
フリートークの中で原作の和月さんも話しています、もっと広い目で作品を見てほしいと。自分の価値観を人に押し付けてはダメです。原作の価値観を分かち合うからこそ物語は面白くなるのであって、それを批判するなら読むな、ということになります。何事も理解から始まると私は感じます。

まあ、そんな事をひとり感じながら映画を見ていました。それでも私はるろうに剣心が好きなんだなと再確認した次第です。

新しく執筆されている剣心に関しては私はしっくり来ていません。斎藤一が観柳の言葉にのってはいかんでしょう、そんな安っぽい設定では、と思うのですがまあ、これは原作者の想いをしばらく見てみようかなと思います。何か意図があるのでしょうね。
そういって疑問を持って自分なりの解釈が原作者とどうなのかと感じる事こそが私は物語の面白さ、だと思います。

映画としては普通に面白いと思います。興味のある方は一度ご覧あれ。