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ヒロシマ

先日筑紫哲也の追悼番組として放送していた、ヒロシマで非常に興味を惹かれたシーンがありました。

B-29からあの有名な広島のキノコ雲を映像として撮影していた方が出演されました。

今回が初の訪日のようで、かなりなご高齢にも関わらずしっかりとしてらっしゃいました。

実際の被爆者との対談の中で、被爆者は被爆者に対する謝罪を彼に求めました。

すると彼は
「謝罪はしない、むしろ誤るのはあなた方日本人のほうだ」

と、話されました。
びっくりする被爆者の前で彼は更に続けました。
「戦争を始めたのは日本国だ、私達の中にひとつの言葉がある。」
「リメンバーパールハーバー真珠湾を忘れるな)」

もっとわかりあえると思っていた、と被爆者は続きましたが、あの惨劇を目の前にしてもこの言葉を出せるアメリカ人のこの元軍人に強烈な畏怖を感じました。

確かに彼の話す事は正論です、真珠湾に奇襲攻撃をかけたのは日本です。これは許される事ではありません。宣戦布告をしなかった日本に対しアメリカは断固たる態度で戦況を巻き返してきます。
いつも被害者は一般市民、この言葉に対しても彼は否定しました。
戦争に荷担した国に属する全ての人員は加害者である。

色々考えさせられる言葉を彼は残しました。

あの戦争が終わり60余年生き証人達はこの余を去りつつあります。そして世界は新たな段階に移行しつつあります。戦争を知らない人による統治が始まり、新たな世界の枠組みが構築されていくでしょう。

人類の歴史は戦争の歴史です。ですが、まだあの戦争から60年しかたっていない事を忘れてはならないのです。
この食物も建物も思いやりも恋愛も、今を一生懸命生きた人達の証なのだと。

戦争だけはしてはいけない。